イーマサウンドのフルセッションを受けた直後から私はあらゆる感情が強くなりました。 日常の些細なことに涙が出るほどの有難さを感じたり、今までなら仕方がないと曖昧に我慢していた事に明確な憤りを覚えたり。 しかしそれはネガティブな感情に飲み込まれるというより、その感情が現実に向き合うパワーとなる感覚でした。
強い感情を持ちつつも冷静に現実を変える道筋を考え、直ちに行動する、行動しないと気が済まないというような日々。 感情と思考が目まぐるしく変化し、明日の自分が何を思うのか想像もできないという状態。 期待とも恐怖とも言える不思議な感覚の中にいました。
しばらくして鋭敏な感情が落ち着き始めると、私の中で点として存在していた思考や知識が線としてつながっていくような多くの気づきが訪れました。 今まで意識に上がっていなかった自らの捉われに気が付き、すっと抽象度の高い位置から捉え直すようになりました。
不思議なことにフルセッションからの3ヶ月間に私の視野を広げてくれる様々な出会いに恵まれたことも事実です。 見上げるほどに高く重たい壁。私に立ちふさがっていたこの壁がまるで走り高跳びのハードルのように飛び越えるべく存在しているものに思えるようになりました。
そして実際に現実は大きく変わりました。 従来の私のテンポ感では3年は要したであろう変化が3か月間で起こりました。 人間関係や仕事での影響力も日を追うごとに変化しました。 「現実は自らの内面の表れに過ぎない」というどこかで聴いた言葉の意味を実感しました。
感情の鋭敏さはフルセッションから3か月が経つ頃には自然と落ち着きました。 しかし、その感覚は私の中にまだ残っていて、あらゆる選択の場面で私に問いを与えます。 私は今、何を感じているのか。どのような未来を望むのか。その選択は私が望む未来へ社会が進む一助となるのか、と。 私はその問いに答えながらあらゆる選択を行います。 そしてあの強い感情の余韻は今でも私が行動に至る原動力となっているのです。