地球が揺れている!

この写真を見てすぐに意味のわかる人はイーマ・サウンド®︎をよくご存知の方。これは私の仕事場にある施術ベッドにGPSコンパスアプリで方位をチェックしているところです。イーマ・サウンド®︎では、クライアントに横になっていただく時、頭を北に向けて寝ていただくことを基本としています。

いわゆる北枕にえー!?って、あまり好感触を示さない方もいるかもしれませんが、これは地球のエネルギーの流れに従ってのこと。しかし、上の写真と下の写真で北を指すコンパスの向きがまるで違うのがわかりますか?ちょっと!どういうことよ?って、誰かに文句言いたくなるくらい違います。

松下先生もよくおっしゃっていますが、地球はいま大きく揺れています。これぶっちゃけ説明するのはかなり複雑なので、なるべく要点のみ簡潔に話します。

大きくは2つのお話があります。その前に前提のお話をします。地球はまず太陽の周りを1年かけて1周する「公転」という動きがあります。さらに、地球自身も1日に1回転する「自転」という動きがあります。その地球の自転軸というのは、公転の軌道面に対する垂直軸から23.4度傾いています。

文字だけ読んでもイメージ出来ない人もいるかもしれないので、国立天文台のWEBサイトから1枚わかりやすい絵を拝借します。

赤い線が自転軸、傾いてますね!この傾きを持ったまま太陽のまわりを回りつつ、地球自身も自転しているわけです。で、この自転軸の北の先にあるのが北極点、南の端が南極点と呼ばれています。その北極点の先の夜空に輝くのが北極星です。

しかし、北極星がこの先ずっと北極点の延長線上にあることはないんです。って、もうそれだけでビックリなんですが、その正体は歳差運動というもの。自転軸は、公転面に垂直な方向に対して半径約23.4度の円を描くように移動し、約26000年の周期で一回りしています。

またここで、まるでイメージ出来ない人のために、国立天文台のWEBサイトから1枚わかりやすい絵を拝借しました。

わかりやすいでしょ?歳差運動というのは、太陽や月やその他の惑星の引力に対して、傾いている地球の自転軸を引き起こそうとする力が働くために起こります。その動きは、よくコマを回した時、コマの心棒が一定の傾きを保ったままゆっくりとその頭を回していく動きに例えられます。

で、この絵にベガという星の名前がありますが、将来的には北極点の先にあるのは北極星ではなくベガという星になりますよと国立天文台のサイトに書いてあるんです。地球という星はそんなコマのような動きをしているというのが1つ目のお話。

で、今日はいつもよりちょっと長めの文章で熱く2つ目のお話、をする前にまた前提のお話を。それはコンパスがさす北は北極点じゃないって言う、結構みんなビックリしちゃうお話。いや、ご存知の方もいるとは思いますが、たぶんほとんどの人は知りませんよね?

コンパスがさす北は「北磁極」と呼ばれるポイントで、それは地球が発する磁力線が集まる北半球側の地表面のポイントです。それは北極点から1200kmも離れた位置にあ理、年々移動するのですが、その移動スピードがどんどん早くなっているというのが世界中の多くの公的機関から報告されています。

北磁極は現在、カナダ北極圏からロシアのシベリアに向けて北西に移動してます。が、途中蛇行したりしてもう地球の北はあっちこっちに向きを変え、まさに揺れているという表現がピッタリなのです。

ウィキペディアにその過去の彷徨える北磁極の移動がわかる絵があったので拝借しました。

数字は年代です。1900年以降の移動が加速しているのがわかります。

ということで、最初にお話しした歳差運動というコマのような回転に加え、北磁極の迷走とも言える動き方が相まって、まさに今、地球が揺れていると言えるのです。そんな揺れる地球に暮らす私たちも影響を受けない筈がない。そのためにイーマ・サウンド®︎で行うのが「岩塩体操」です!

長いブログになったので、今日はこの辺で。